畠山茂のプロフィール

畠山 茂 (はたけやま しげる) バスバリトン(バッソ・ブッフォ)

通称「はっち」。

香川県高松市出身。高松第一高等学校音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院音楽研究科(オペラ科)修士課程修了。二期会オペラスタジオ第38期マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。1991年、ハンス・ホッター氏のドイツリートマスタークラス(於ミュンヘン)受講。2005年度文化庁新進芸術家海外留学制度によりミラノで研修。竹内肇,中村義春,原田茂生,多田羅迪夫,Giorgio Lormi の各氏に師事。

モンテヴェルディ『オルフェーオ』(プルトーネ),アルビノーニ『ピンピノーネ』(ピンピノーネ:日本初演),パイジエッロ『水車小屋の娘』(公証人ピストフォロ),モーツァルト『フィガロの結婚』(バルトロ,アントニオ),『ドン・ジョヴァンニ』(レポレッロ,騎士長),『コシ・ファン・トゥッテ』(ドン・アルフォンソ),『魔笛』(ザラストロ),ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』(バルトロ),ドニゼッティ『愛の妙薬』(ドゥルカマーラ),ニコライ『ウィンザーの陽気な女房達』(ファルスタッフ),プッチーニ『ラ・ボエーム』(コッリーネ,ベノア,アルチンドロ),ビゼー『カルメン』(スニガ),R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』(トルファルディン,下僕),J.シュトラウス『こうもり』(フランク,ブリント),レハール『メリー・ウィドウ』(ボグダノヴィッチ),望月京(村上春樹原作)『パン屋大襲撃』(パン屋:日本初演)などオペラ,オペレッタを中心に活動。

青島広志作曲「須賀原洋行の4コマ漫画による掌編オペラ『非存在病理学入門』」に初演から企画兼出演者として参加、その初演の模様が原作者によって再漫画化されている(講談社漫画文庫「よしえサン」第5巻所収)。

2011年10月、韓国・大邱広域市で開催された大邱国際オペラフェスティバル公演『ドン・パスクァーレ』に題名役で出演。

そのほか、ヘンデル『メサイア』,モーツァルト『レクイエム』,ベートーヴェン『第九交響曲』『合唱幻想曲』『荘厳ミサ』,ヴェルディ『レクイエム』,ドヴォルザーク『スターバト・マーテル』,間宮芳生「合唱のためのコンポジション第5番『鳥獣戯画』」など、コンサートソリストとしての活動もしている。これまでにNHK交響楽団,読売日本交響楽団,東京都交響楽団,日本フィルハーモニー交響楽団,東京フィルハーモニー交響楽団,東京交響楽団,瀬戸フィルハーモニー交響楽団,上海交響楽団(順不同)等のオーケストラの演奏会に出演。

「はっち企画」としての小規模軽量オペラのプロデュース、「はっち訳」シリーズとしての対訳・字幕作成にも注力。

二期会会員。日本声楽アカデミー会員。